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ロックの部屋

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DEEP PURPLE

ディープ・パープル『The Very Best Of』



70年代には2・3枚持っていたディープ・パープルのアルバムも、パンクムーヴメントが派生しニューウェーブの時代には1枚も手持ちになかった。特にリッチー・ブラックモアが脱退してからのパープルには興味がなくなってしまい聴かなくなっていました。

でもさ、たまにディープ・パープルの曲は無性に聞きたくなるんですよね。そこで、4年ぐらい前に買ったのがこの『The Very Best Of』です。オリジナル盤を揃えるのも大変なのでとりあえず便利なベスト集を買うことにしたのです。セールで1500円程度だったのもあったし、選曲がともかく凄い。これ以上はないというくらいのベスト集でしょ!?15曲もあってリマスターされていて音も良いし。

ベスト盤は年代順に並べられているのと、ランダムなのとありますが、私は年代順に並べられているほうが好きです。バンドの歴史、音の変貌を知るのにも便利ですし。

ここで私の好きなディープ・パープル、マイ・ベスト・ソング5曲の発表

NO5 「BLACK NIGHT」
NO4 「WOMAN FROM TOKYO」
NO3 「HUSH」
NO2 「HIGHWAY STAR」
NO1 「BURN」

「BLACK NIGHT」はオリジナルスタジオ作には入っていない、シングルで発売された曲じゃない?イアン・ギランのヴォーカル、リッチーのギター、イアン・ペイスのドラムスと全てのパートがカチンと決まっていてメリハリがあって素敵なナンバーです。リズムは言葉で表すとズンズンですね。

「WOMAN FROM TOKYO」は静かな出だしですが、イアン・ギランの押さえ気味だけど力を溜め込みながら、クライマックスの♪WOMAN FROM TOKYO♪の箇所での力強さに惚れ惚れします。ジョン・ロードのピアノも良いです。リズムは言葉で表すとウンチャタタタですね。

「HUSH」は第一期パープル。ヴォーカルはロッド・エバンスですがイアン・ギランと違ってシャウトするヴォーカリストではなく、古典的でオーソドックスな歌い方ですね。音はハードロックというよりアートロックそのもの。ジョン・ロードのオルガンが中心ですが、ユニゾンな弾き方がドラマチックでスリリングです。リズムは言葉で表すとカタカタカタカクカクカクですね。

「HIGHWAY STAR」は言うまでもなくパープルと言えばまずはこの曲が思い浮かぶはず。ハードロック史上の大名曲、いやロック史に残る名曲ですね。第二期の黄金期の曲でもあります。イアン・ギランのシャウト、リッチー・ブラックモアのメロディアスだけど細切れ速弾きギター、ジョン・ロードのキーボードもリッチーのギターに絡み合ってハードロックしてます。構成も見事!!。リズムは言葉で表すとダダダダダドドドドドですね。(笑)

「BURN」個人的に一番好きなのがこの曲です。これは第三期パープル。ヴォーカルがデヴィッド・カバーデイル。イアン・ギランが脱退した時はショックが大きかったです、というよりはギラン以外のヴォーカリストはパープルには考えられなかったです。やはり、ギランとの比較になってしまったものですが、声量感では物足りないなという思いが当時にはありました。でも何度も聴いているうちに、イアン・ギランの事は忘れてしまい、カバーデイルの声もディープ・パープルの声に染まったのです。つまりデヴィッド・カバーデイルはヴォーカリストとして相当なテクニシャンであり、ソウルフルな新しい面も持ち合わせていたのです。パープルのハードロックもブルージーでファンキーに変化していきました。間奏のジョン・ロードのキーボードが元気過ぎるし良すぎ、バッハ風であります。♪BURN♪の厚みのあるコーラスは今までパープルにはなかった魅力です。リズムは言葉で表すとズンチャズンチャですね。

選には漏れましたが、「SMOKE ON THE WATER」も忘れてはいけない。ギター少年の手本のような曲ですな。

(2004-10-09記)


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